看護部

　人間の生命を尊重し、国籍、年齢、性別、信条、社会的身分、経済的状況にこだわらず、プライバシー・個人情報の保護はもちろんのこと、インフォームドコンセントにより患者様の自己決定権を勧める。 急性期から回復期までの小児から老年期にある人と看護師がお互いの役割を同時進行させながら関係を築き、収集したデータから何を問題とし、どのような援助を必要としているかを探り出す。そして療養生活が安心して受けて頂けるように、患者様が理解できるよう対話の中で十分に説明をし、質問を受け、看護師と共同で看護計画を立案し実践する。また、「一人ひとりが病気からの回復過程でできるだけ他者からの援助を必要とせず自立できるように」、「新鮮な空気・光・暖かさ・清潔・静けさを適切に活用できるように」援助する。 患者様の言葉や態度、表情や症状などから、今患者様は何を求めていて、何を必要としているのか、何が支えになるのかを読み取る努力・工夫をし、患者様のニードを理解するよう働きかける必要がある。そのため、私たちは正確な思考や判断を導き出すための知識・技術・感性を磨き、患者様に寄り添う努力を怠ってはいけない。変革する医療現場においては、常に新しい看護の考え方や技術を意欲的に取り組むことが着実に患者様のサインを読み取る目を養っていくことへとつながる。