院長挨拶

顔写真:院長

令和2年度にあたり病院長からご挨拶申し上げます。令和1年末に突如始まった新型コロナウイルス感染は世界中で猛威を振るうことになりました。封じ込め対策として、人の動きをできるだけ抑えるステイホームしか有効な手立てが見つからないもどかしさの中で新年度を迎えることになりました。

水島中央病院はこの危機に対し真正面に立ち向かうことで地域の皆様の健康、安心を支えていきます。目に見えないものを抑え込まないといけない今こそ、病院機能の分化と連携のことばの意味するところが発揮できるよう地域の施設、診療所、病院、高度急性期病院との連携を大切にしていきます。

今年度も医局は整形、放射線科、歯科に新しい先生を迎えることができました。さらに2名の初期研修医が医師としての一歩を踏み出しました。放射線科については科の新設にもなります。放射線科専門医の読影によりCT,MRIの全件読影が可能となり、医療の安全性と質の向上につなげることができます。

地域の皆様へ生活に結び付いた医療提供の中で高齢化対策の重要性は新しい年度を迎えてさらに増してきました。自分らしい生活を送りたいという希望を叶える治療と支援に対して病院全体で取り組んでいきます。いつもの日常生活の中での転倒~骨折、いつもの食事を食べる中での誤嚥性肺炎に対して、手術、点滴による治療からリハビリ、栄養管理、口腔ケア等に対して入院直後からチーム医療が開始されます。

内視鏡センターを中心とした消化器疾患診療は、負担の少ない内視鏡検査による健診にも対応。吐下血に対する緊急内視鏡、低侵襲内視鏡治療も積極的に取り組んでいます。関節鏡・スポーツ医学センターを中心とした手・肘外科、肩関節、膝関節治療に低侵襲で専門的な診療を提供することで水島中央病院の特色を伸ばしていきます。

この挨拶がホームページに載るころには日本中に緊急事態宣言が延長され、すべての行事が自粛、国民一人一人の自宅待機を余儀なくされています。外来診療がオンライン診療になろうとも病気やケガはいつ降りかかるともわかりません。救急医療の受け入れがコロナ禍の中でひずみを生み出しています。地域の皆様にとって昼間はもちろん、夜間・休日の必要不可欠な診療を提供すべく、感染対策には十二分に対応することで「誠実、やさしさ、安全をもって信頼される病院」を職員一人一人が目指し「安全で質の高い医療により地域医療に貢献」していきます。

令和2年 5月

病院長 松尾 龍一