院長挨拶

顔写真:院長

令和3年度にあたり病院長からご挨拶申し上げます。
令和2年度は緊急事態宣言から始まり、まさにコロナに明けコロナに暮れた1年でした。この間水島中央病院は一貫して発熱患者を断らない、外来・入院患者さんに感染をさせない、職員から感染者を出さないという3つの基本姿勢で取り組んできました。幸い病院内における感染はなく、地域の医療を守るべくPCR検査、発熱外来を充実させてきました。

令和3年3月からは医療従事者への新型コロナワクチン接種が当院でも始まりました。副反応への備えも十分整え順調に実施できています。今後高齢者への接種から始まり、地域に住む一般のワクチン接種希望者全員終了までほぼ1年をかけて安全な予防接種に病院全体で取り組んでいきます。

昨年度から始まった放射線科常勤医による全件読影も順調に進み、医療の安全と質の向上に成果を発揮しています。令和3年度は内科、小児科に常勤医としての赴任がありそれぞれ増員となります。今まで以上に診療の幅と専門性を発揮することができるようになります。

 新型コロナウイルス対策としてマスク、手洗い、三密を避けることでこの冬のインフルエンザ感染者はほぼゼロとなりました。同じく市中肺炎も減ってくるという疾病構造の変化の中で、高齢化社会を迎え増加してくる脆弱性骨折や誤嚥性肺炎への対応は地域医療に貢献する水島中央病院の使命とも言えます。2次救急病院として24時間受け入れ態勢を整え、手術や治療に迅速な対応をしています。入院後は急性期からリハビリ、栄養サポートチーム、摂食嚥下リハビリの介入を行って早期退院を目指しています。

 水島中央病院の特徴として、整形外科領域では、関節鏡・スポーツ医学センターにおける肩関節、膝関節治療および上肢(手・肘)外科治療に低侵襲で専門的な質の高い診療を行っています。内科領域では、消化器内視鏡センターへ最新の内視鏡機器を2セット更新し、楽にできる健診内視鏡検査から早期がんに対する低侵襲内視鏡治療、吐下血の救急患者に対する緊急内視鏡検査に威力を発揮できるようになりました。

 新型コロナウイルス感染症の収束は見通しが立たない状況です。第4波も視野に入れて常に「地域の皆様にとって必要な医療は何か」を考えながら、「誠実、やさしさ、安全をもって信頼される病院」を職員一人一人が目指すことで「安全で質の高い医療により地域医療に貢献」していきます。

令和3年 4月

病院長 松尾 龍一